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ナントカ世代
『のけもの』

2019年11月2日(土)-3日(日)
THEATRE E9 KYOTO
※THEATRE E9 KYOTO オープニングプログラム/京都芸術センター制作支援事業/beyond2020(京都文化力)事業)

原作/エマニュエル・ボーヴ「のけ者」(渋谷豊訳、白水社)
脚本・演出/北島 淳
2025年、大阪に万博がやって来るらしい。

フリッツ・ラングが1926年に製作した映画「メトロポリス」が描いたのは100年後の未来だったそうだが、残念ながら、次の万博までにクルマは空を飛んではいないし、さしものお茶の水博士だって、22年遅れのアトムを完成させてはいないだろう。

小説「のけ者」では、だれかれの見境なしに借金を重ねては踏み倒し、やっとこ手にした現金さえも時期に使い果たしてしまう。まもなく、そんな愚かな母子は畢竟破滅を迎えることになるが、そう言えば、私はこれによく似た生きづらさ前回の友人の話を知っている。

そんなよっぽどSFたる作品を採り上げる原作シリーズ最新作は、今夏誕生した真新しい劇場の床一面に京都市域の都市計画地図(白図)を敷き広げてお届けする、小うるさくも楽しい絶望のモノガタリです。

出演

延命 聡子
金田一 央紀
勝二 繁
土肥 希理子
永榮 紘実
松野 香澄
真野 絵里
御厨 亮

スタッフ

舞台監督:平林 肇
照明:真田 貴吉
音響:北島 淳
衣装・メイク:たかつかな
制作:作田 京子
製作:蚤の市

 
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