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⑭『その十字路の先を右に曲がった。』

2013年6月21日(金)-23日(日)
アトリエ劇研(アトリエ劇研提携公演/京都芸術センター制作支援事業)
原作/チェーザレ・パヴェーゼ「月とかがり火」
脚本・演出/北島 淳
街と丘のあいだにある背の高い樹がなくなった今年の夏は、祭りの音がよく聞こえる。
刈り入れを控え、つかの間ねむる子どもたちの傍らで、留守を預かる農夫頭はいささか緊張しているようにも見える。

農協のひとがやってきた。保険の話をするためだ。

加入者がどうとか被保険者がどうだとか、難しい話はさっぱり進まない。でも、奥さんはふと気づくのだ。
―このしたり顔でしゃべる背広の男だっても、結局は農協の代理人に過ぎないじゃないか。

話は進まなくとも季節はめぐる。
祭りが引ければ、果樹の手入れも始めなくちゃならない、本格的に。

出演

浦島 史生(柳川)
延命 聡子
筒井 加寿子(ルドルフ)
田中 浩之(Will Be SHOCK Entorance Gate)
永榮 紘実
河西 美季
桐山 泰典(やみいち行動/中野劇団)
柿谷 久美子 

スタッフ

音響:北島 淳
舞台監督:釈迦谷 智
美術:丸山 ともき・河村 和広・窪田 敦之
照明:真田 貴吉
制作:作田 京子・やまちゅう
製作:蚤の市

 
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